Book Detail
饒舌なものがたり
内容紹介
一編の詩が紡ぎ出す「ものがたり」の世界
父と母とふるさとへの愛と切なる思いを描く「ものがたり1」10編、ハルとユウとじいじのほのぼのとした世界を描く「ものがたり2」8編、若者や弱者を励まし、社会や時代の矛盾や不合理を鋭く切り取った「ものがたり3」45編の3部構成、計63編を収録。全編の底に流れる人間愛や未来への希望、社会や時代への小気味よい批判や風刺どを魅力的なリズムとコミカルな言葉、共感を誘うやさしさあふれる視点で描き出す。決して「饒舌な」作品群ではなく、作者の描き出す世界へ読者を案内していくための丁寧な案内と言える。最近作と思われる「不思議の国」は「えらいこっちゃ こわいこっちゃ/コロナ コロナで世界中ごったがえってるわ」と軽妙な関西弁で現実社会を展開するとともに、視点を人類史にまでつなぐ作品で、真剣味を増す効果を生み出している。
