Book Detail
記憶と想像の間にある滲み
内容紹介
原爆投下から今年で75年目を迎える広島平和記念公園。戦後、復興の象徴として植樹された樹木。
その撮影中、気にも留めなかったが、暗室でしプリントを見た時、原爆で犠牲になった人々の霊が樹木のカタチになって叫び、何かを訴えている様にも見え、これが写真集を作る一つの動機になった。
ほとんどがデジタルになった今、居場所なくなりつつある「フィルム」「モノクローム」「暗室」に、私はこだわり続けている。
本書のタイトルにある「滲み」を表現する上で、中判ビューカメラのアオリを使い、ピントの合う被写界深度を極限に狭くし、アウトフォーカスを多く取り、ボケの滲みとプリントプロセスの一部にソフトフィルターを入れ、シャドーの滲みを織り交ぜながら視覚表現を試みた。
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