人間は弱く、時には哀しいほど愚かな生き物だ。
だけどそれでも人間は、果てしもなく強く優しい心を持っている生き物なんだと思う。
短歌という日本の古来からある形式をとりながら、著者の心のままに書いた405首。この短歌を通して、日々の思いを感じてほしい。
- ジャンル
- 詩集・句集
- 発売日
- 2024年5月21日
- 価格
- 定価1,980円(本体価格1,800円)
人間は弱く、時には哀しいほど愚かな生き物だ。
だけどそれでも人間は、果てしもなく強く優しい心を持っている生き物なんだと思う。
短歌という日本の古来からある形式をとりながら、著者の心のままに書いた405首。この短歌を通して、日々の思いを感じてほしい。
「雨過天青」
それは約1000年もの遙か往古に、中国で創出された幻の至宝「柴窯」の特徴を表した言葉である。
ところがその柴窯、未だ完品はおろか、破片すら見つかっておらず中国古陶瓷における最大の謎とされている。
しかし、柴窯は本当に幻なのか。
柴窯への先入観・固定……
明治政府によって創設された官営富岡製糸場は、当時の世界の繊維産業界に大きな影響をもたらしました。それは、明治5年と言う未明の時代に操業を開始したこの製糸場が生産し、欧米に向けて輸出された日本産シルクの品質が極めて良かったからであります。そしてその操業は財閥に払い下げられ民営化された後にあっても、また、第二次世……
上宮(聖徳太子)は大臣・蘇我馬子や側近たちと相談して、学生や学僧達を隋へ留学させた。隋の諸制度や文化を学び、倭国をより良い国にしようとの思いからだった。しかし、二代目皇帝・楊広(煬帝。ようだい)の悪政により、隋は国土が戦乱に覆われてしまう。倭国からの留学生や留学僧達はどうなってしまうのか…。
心労……
日本古代史最大の謎、「どうたくは何に使われた道具なのか?」という「銅鐸の謎」に取り憑かれたアマチュア研究者の努力と苦闘の物語。己の能力以上に高望みをするがゆえに、挫折してすべての夢を諦めてきた男が、唯一諦めずに見続けてきたのが、「銅鐸の謎」を解明する夢であった。そのダメ男が41才で無職となり、生活費を稼ぐため……