- ジャンル
- 小説
- ISBN
- 978-4-434-21367-0
- ページ数
- 576ページ
- 判型
- 並製本 文庫判
- 発売日
- 2015年12月23日
- 価格
- 定価815円(本体価格741円)
- 分類コード
- 0193
その昔、外務大臣の職務を終えて桂離宮の管理を任された白石鉄信の家族。
京都、桂川に架かる桂大橋や京都の下町を舞台に白石家の長男・涼介は下町の酒屋の娘・紗奈との恋愛に染まっていく。
その後多くの試練やが待ち受ける中、父親の決めた婚約者との結婚を求められる。
白石家のお手伝い、波子は涼介を見守りながらも人生を諭していく。
貧富の激しい時代に経済学を学び、父を継いで政治家を目指す涼介は紗奈を愛しながらも、どちらの女性を選ぶのか苦渋の決断を迫られる。
愛を知るべきものに冷たい宿命の時がやってくる。
紗奈に残ったものは、天皇家が残した桂離宮の本当の意味とはなにか――
幸運なのか、悲運なのか、読者が答えを導くストーリー。
自身が作詞作曲を手掛けた楽曲を、満を持しての小説化。
1965 年生まれ。27 歳のときにワタナベプロダクションの主催オーディションに合格。
パーカッショニスト斉藤ノブ氏の事務所に所属後、2009 年に同名の『月の離宮』(歌:寒雲)の作詞作曲とプロデュースを手掛け、ユニバーサルミュージック総合レコード会社より作家としてプロデビュー。
現在は、作詞作曲や制作、アレンジ、プロデュースに加えて、名古屋中心にライブ活動も行っている。