- ジャンル
- 小説
- ISBN
- 978-4-434-22204-7
- ページ数
- 272ページ
- 判型
- 並製本 A5判
- 発売日
- 2016年8月1日
- 価格
- 定価880円(本体価格800円)
- 分類コード
- 0093
現役高校生の推理小説。17才1カ月での作品。
国際的に通用する推理小説家の誕生というべき作品である。
この作品は英語仏語中国語の翻訳を前提としていて、また、国際舞台を縦横無尽に駆け巡る作品だ。コンセプトも最先端科学と歴史とアナグラムとなっている。
ド理系とド文系の主人公たちが、一つの巨大な国際的陰謀を明らかにするという内容で「ナポレオンの秘薬と抗がん剤の陰謀」がテーマだ。
主人公は、「世界化学賞」受賞の製薬研究員・田中幸一とリオン大の歴史学者P・N・ジョゼフィーヌ。
田中は突如殺人事件容疑者として指名手配をされる。それをジョゼフィーヌが助けたのが出会いのきっかけである。彼らは、製薬業界での陰謀に巻き込まれたのだった。
「ナポレオン7世」と名乗る者に、田中を陥れた犯人・レオポールを追わせる。
田中はかつて「かぐやプロジェクト」という夢の抗がん剤・白金サレン錯体化合物の開発で大失敗した経験を持つ。「技術転売」という巨大な陰謀のせいであった。そこには「サンジェルマン伯爵」による「ナポレオンの不死薬」の謎と奇妙な一致があったのだった。不死薬を追うことで、レオポールの足跡をたどることになる。そこに意外な真実があった。
著名「パナケアの遺志」の「パナケア」とは「万能薬」という意味である。