- ジャンル
- 小説
- ISBN
- 978-4-434-22251-1
- ページ数
- 222ページ
- 判型
- 並製本 B6判
- 発売日
- 2016年10月10日
- 価格
- 定価1,320円(本体価格1,200円)
- 分類コード
- 0093
豪州米作の祖の妻 高須賀イチコの物語
衆議院議員、高須賀穣と結婚したイチコは、夫が衆議院議員をやめたあと、夫と共に豪州に渡って来た。イチコ達が豪州に来た1905年頃は、オーストラリアは白豪主義を施行していた。そんななかで、スワンヒルでオーストラリアで初めての米作りに挑戦した夫の手助けをし、三人の子供を立派に育て上げ、オーストラリア社会に溶け込んでいったイチコ。高須賀イチコを主人公とした実話に基づくフィクションである。物語の一部の英訳もついている、ユニークな本である。メルボルン在住の作家、久保田満里子が万感の思いを込めて2年がかりで書いた物語である。
1948年広島生まれ。
広島大学卒業後、名古屋市立の中学校で4年間社会科を教えた後、1975年よりオーストラリア在住。
モナシュ大学で修士号、博士号を取得。
メルボルン大学で17年間日本語教育に従事し、2008年に退職。
退職後、執筆活動を始める。
ビクトリア日本クラブのニュースレターとメルボルン情報サイトのGO豪メルボルンに小説を掲載。
著書に『短編小説集 オーストラリア メルボルン発』、『蒙志とローズ』がある。