- ジャンル
- 小説
- ISBN
- 978-4-86476-395-0
- ページ数
- 302ページ
- 判型
- 並製本 四六判
- 発売日
- 2016年4月20日
- 価格
- 定価1,650円(本体価格1,500円)
- 分類コード
- 0093
目の怪我を負った大蔵颯(かける)と、バイク事故で車椅子になった直斗は、同じボクシングジムに所属するボクサーだった。ボクシングを引退し、リングを降りた二人は『リング外の戦い』と称して、再歩行に懸ける第二の人生を歩み出す。颯はトレーナーを目指し、直斗を歩かせる目標を掲げ、直斗は再びリングに戻ることを夢見てトレーニングを始めるが、踏み出す一歩は簡単ではなかった。
実在する脊髄損傷専門トレーニング・ジムをモデルにした小説。
第一章 死の宣告
第二章 初めの一歩
第三章 ともに生きる
第四章 感動を生み出す手
第五章 ゴングは鳴る
あとがき
巻末インタビュー
3月11日生まれ。千葉県育ち。元銀行員。現在、病院勤務。2002年、病気が原因で車椅子ユーザーとなる。「一生車椅子」と宣告されながらも再歩行を諦めず、トレーニング・ジムに通っている。『車イスで僕は空を飛ぶ』ドラマ出演者に車椅子指導。シナリオ・センター基礎科修了。
映像化される原作を目指し、本格的に小説執筆を始める。著者に小説『おとなの宿題』ノンフィクション『野坪の蠅』など。