- ジャンル
- ビジネス・情報・社会
- ISBN
- 978-4-86476-743-9
- ページ数
- 132ページ
- 判型
- 並製本 A5判
- 発売日
- 2019年10月13日
- 価格
- 定価1,100円(本体価格1,000円)
- 分類コード
- 3052
当たり前のことが当たり前に出来ていない建築物群
「建築の若きプロ達へ!」
建築という仕事は、地震や台風(暴風雨)といった自然の脅威を相手に、人々に安心、安全、快適な空間を提供するための価値ある職業と言える。
しかるに近年、構造設計の偽装、支持層に未達の杭工事、免振ダンパーの品質検査不正などが多発して建築に対する評価を下げている。本来、その職業が最大の「売りとすべきもの」と「誇り」を同時に失っている行為が残念でならない。
耐震理論もクレーンも鉄骨もない時代に、築城や神社仏閣等に見られる宮大工の匠の技に感心し、それをルーツに持つ日本建築の技術は、世界でも指折りと筆者は自負している。
建材の高強度化、建設機械の性能向上、プレファブ化などの技術の進歩により、超高層建築、大空間建築、大深度地下工事等も一般的になりつつあるが、いつの時代も不変的な雨・風を凌ぐ「最低限の課題」に応える為の基本姿勢を忘れず、誇り高き建築家になって頂けるよう本書を一読されたい。
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