- ジャンル
- 詩集・句集
- ISBN
- 978-4-86476-807-8
- ページ数
- 128ページ
- 判型
- 並製本 B6判
- 発売日
- 2020年4月30日
- 価格
- 定価748円(本体価格680円)
- 分類コード
- 0095
まっ直ぐ行けば さす傘のない雨が降る
自由律句集
ハツラツと生きることは、同時に粛々と老いることである。「生」と「死」は別の場所に存在するのではなく、一本の線で密接に繋がっている。
そのことにようやく気づいたのは、教師としての半生を終え、「還暦」も迫った頃だった。
1ページに、一句の自由律俳句とその句が生まれた背景となる回想文を配し、人生の忘れ得ぬ一場面を丹念に描いた。そうすることで、今もさまよえる魂をひとつひとつ葬っていくことができる。私にとって書くことは、ある種の復讐である。
78の句と回想文とは別に、句にならなかった詩を14編、詩にならなかったエッセイを8作品収録した。
私だけではあるまい。
誰の胸の奥にも人知れず湖が潜んでいて、今も悲しいくらいに輝いているのだ。
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重富蒼子(本名 重富智一)
1962年生まれ
北九州市在住
自由律俳句結社「新墾」同人