- ジャンル
- 論文・学術書・参考書
- ISBN
- 978-4-86476-928-0
- ページ数
- 340ページ
- 判型
- 並製本 四六判
- 発売日
- 2021年7月15日
- 価格
- 定価1,870円(本体価格1,700円)
- 分類コード
- 3095
遠藤周作試論
メディア・歴史・精神分析
「踏むがいい。お前の足の痛さをこの私が一番よく知っている。踏むがいい」(『沈黙』より)
この言葉がすべての引き鉄になった、一つの欠如として、或いは裂開として。
メディア・歴史・精神分析の視点から考察する切断的、結合的遠藤周作論
「遠藤は……圧倒的な歴史に対しなす術もなく、叙述可能性と不可能性の只中で、詫びながら書いている。存在の彼方に対し詫びながら」(本文1章より)
「しかし日記を託された千葉がそれを読む以上、ピストルは彼に渡ったのではないか。そしてまたそれを読む読者へとピストルは移動し続ける。超越的シニフィアンとして……」(本文4章より)
※この書籍はAmazon.co.jpのみで販売します。