- ジャンル
- 詩集・句集
- ISBN
- 978-4-86741-063-9
- ページ数
- 248ページ
- 判型
- 並製本 B6判
- 発売日
- 2022年4月27日
- 価格
- 定価1,980円(本体価格1,800円)
- 分類コード
- 0092
灰色の驢馬の歌
若き日にアルチュール・ランボー「地獄の季節」の衝撃を受け、長年をかけてその返答として記した魂の咆哮。度重なるリストラ、首切り、解雇、失業、人間関係のもつれ、病気を経て、自力で乗り越えてきた著者の心の叫び。人生は苦しみの連続だ。苦しみがないと豪語している輩は、隠されたその苦しみに気が付いていないか、気が付いていないふりをしているだけではないか。他者と自分を比べないこと。一列一様の流行を横目で眺めること。シンプルライフの実践。世界観を日常生活に反映させること。度重なる屈辱を決して忘れまい。
噺笑、指差し、侮辱からの復讐行為として詩作。黄金に輝く嘔吐。日没の美しさ。深海のような深い悲しみ。これらの詩群のただひとつでもあなたの心をゆさぶるものがあれば、著者としては詩をやり続けてきた甲斐がありましょう。
はからずも死にそうなほどのすれすれの人生を歩まざるを得ず、うろうろとうろたえているひとに読んでいただきたい。
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