- ジャンル
- 詩集・句集
- ISBN
- 978-4-86741-079-0
- ページ数
- 180ページ
- 判型
- 並製本 B6判
- 発売日
- 2022年8月30日
- 価格
- 定価1,100円(本体価格1,000円)
- 分類コード
- 0092
野道をゆくII
二十四のプレリュード(詩への前奏)
『野道をゆくII』は、IIが示すように作者の第2詩文集である。
作者にとって、「詩」は表現形態としての目標であり、前作のエチュード(詩の試み)に続いて、今作はプレリュード(詩への前奏)として位置づけている。
作者は詩という遥かの高みに向かって昇りつめている途上にあると考えている。
――旅の途上や日常生活の中で、心の中に「不定形の塊」を宿すことがある。
また若い日に宿した「不定形の塊」が日々の暮らしの中で顔を出すことがある。それらの心に浮かぶ「不定形の塊」を言葉で追い続ける作者。
教員だった作者は、心の奥深くに生き続ける「高校生と過ごした日々」を詩的に蘇らせようとする。また「小川にて」では、少年期である昭和30年ころの少年の心や過ごし方を残そうとする強い意志が感じられる。
そして、近年のアジアやヨーロッパ各地への旅も、旅行記ではなく、旅で得た「不定形の塊」を詩的に射抜こうとしてきた。
時には作者が今まで出会ってきた詩人や作家との心の交流が作品の中に垣間見え、詩と向き合う作者の「表現者としての生き方」が浮かんでくる。
そんな中、ロシアのウクライナ侵攻が始まり、それらを小学生や高校生に語りかけるスタイルで緊急詩作している。
――野道を歩くと様々な発想が浮かんだ
――野道の中では、文化の多様性と可能性が見えた
(詩篇「野道をゆく」から)
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