- ジャンル
- エッセイ・ノンフィクション
- ISBN
- 978-4-86741-105-6
- ページ数
- 200ページ
- 判型
- 並製本 A5判
- 発売日
- 2022年10月16日
- 価格
- 定価1,540円(本体価格1,400円)
- 分類コード
- 0095
雨だれ水の一滴
ー沖縄編ー
沖縄県が本土に復帰して50年が経ちました。当時、本土復帰に伴う喫緊の課題の一つが頻発する渇水の解消でした。そのため速やかな水資源の開発が求められました。しかし、そこには財源確保の問題はもちろん、島嶼と言う地理学的特性や高温多湿と言う特異な気候風土、世界自然遺産に指定されるほど豊かな自然環境など多くの課題が存在していました。そのため工事に当たっては、それらに対し種々の対策が講じられました。その結果、42年間で10基のダムを完成させると言う国内では極めて速いスピードでの施設整備が成され、水資源供給の安定化が達成されました。
本稿では、著者の体験に基づき、地域の人々など関係者の信頼の確保、事業に係る自然環境の保全、水資源開発の直接のメリットを受けにくい水源地域の振興策等について述べました。また、種々講じられた工夫や今後の課題についても触れています。
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