- ジャンル
- 論文・学術書・参考書
- ISBN
- 978-4-434-13174-5
- ページ数
- 212ページ
- 判型
- 並製本 A5判
- 発売日
- 2009年5月10日
- 価格
- 定価2,200円(本体価格2,000円)
韓国のメディア・コントロール
全斗煥政権下におけるKOBACOの誕生とメディア・コントロールの実証的研究
金■庭 著
韓国の言論社会と政府の関係を理解する上で公共広告の変遷は政治過程と密接に関係する。韓国放送広告公社(KOBACO)は、商業主義傾向の排除、及び公共性を提言、放送社の安定的な財源の調達、放送広告収益の一部を公益資金に調整、それの社会還元、放送広告の質的向上のための事業推進などを目的に発足された。しかし、成立過程や主管機関の性格から政権の同調を駆使する「公器」として台頭したのであり、その主題選定が社会全体の公共性より、国家的次元の問題を多く扱っている。公共広告の政治性の関与がアメリカや日本と比較することで主題選定や表現にどのように作用したかを追求する。
(「序」より)
※著者名■は王に民の字