- ジャンル
- 趣味・カルチャー
- ISBN
- 978-4-434-17840-5
- ページ数
- 120ページ
- 判型
- 並製本 新書判
- 発売日
- 2013年4月24日
- 価格
- 定価734円(本体価格667円)
- 分類コード
- 0221
仮説『刃傷松の廊下事件』
『忠臣蔵』は「松の廊下事件」後、約半世紀後に時代を室町時代に設定、全て仮名の人物が登場する人形浄瑠璃『仮名手本忠臣蔵』を元に創られた虚構の物語である。事件時、松の廊下で「刃傷でござる」と叫び、浅野を羽交い締めにした人物が残した『梶川日記』には浅野の不可解な言動が記されている。さらに、切腹を間近にした浅野は食事の「お代わり」をし、食後には「酒と煙草」まで所望した。通常ではありえない奇行の数々。一体、浅野に何が起こったのか? 「統合失調症」説も流れる中、ここで示される新たな説とは?