- ジャンル
- 論文・学術書・参考書
- ISBN
- 978-4-434-20491-3
- ページ数
- 276ページ
- 判型
- 並製本 B5判
- 発売日
- 2015年4月30日
- 価格
- 定価2,200円(本体価格2,000円)
- 分類コード
- 3042
物理学入門から医用物理へ(改訂版)
〜超音波、磁気共鳴、X線理解のために〜
主として放射線技師を目指す学生諸君の学ぶ物理学の基礎を、特に、超音波・磁気共鳴の物理の理解に重点をおいて書き上げた本書の初版発行から2年。
今回の改訂版では、更に、以下の内容充実を諮った。
(1) 「衝突現象と核反応」の章に原子核とは何か・原子核の崩壊の記述も追加した。これは磁気共鳴のより深い理解にとっても重要である。
(2) 2次元フーリエ変換によらない限られた説明ではあるが、磁気共鳴のスピン・エコー法に座標のエンコードの説明を簡単にいれた。
(3) 現代物理(量子論)構築の大切なきっかけとなった"プランク定数の発見"の歴史を丁寧に記述した。
(4) 全ての章末問題の詳細な解説を加えた。丁寧な問題解説が教科書にあることは自学の励みとなろう。
これらの改定により、"物理学の香る"基礎概念重視の医療系技術者用教科書に随分と近づけたのではないかと思う。
1946 年新潟市生まれ
新潟県立新潟高等学校卒業
横浜国立大学工学部電気工学科卒業
大阪市立大学大学院理学研究科修了;理学博士(物理)
神戸大学教養部助手・医療短大助教授・工学研究科准教授
この間、多年に渡り医療系学生の物理教育にも関わる。
退職後;神戸総合医療専門学校・神戸大学大学教育推進機構非常勤講師(物理学)
専門;高エネルギー素粒子実験;主な実験
米国FNAL での中性微子実験(E531 グループ)
つくばKEK でのTRISTAN 実験(VENUS グループ)
スイス・ジュネーブCERN でのLHC 実験(ATLAS グループ)