- ジャンル
- 論文・学術書・参考書
- ISBN
- 978-4-434-21242-0
- ページ数
- 280ページ
- 判型
- 並製本 文庫判
- 発売日
- 2015年11月20日
- 価格
- 定価770円(本体価格700円)
- 分類コード
- 0121
英明と人望
勝海舟と西郷隆盛
表題の「英明と人望」は幕末の将軍継嗣問題の際、一橋派が次期将軍の条件に掲げた「英明・人望・年長」というスローガンから取っている。つまり、政治的指導者は血統による世襲ではなく能力や人格によって選ばれるべきであり、人間に貴賤はなく平等であるとの筆者の主張に基づいている。
『西郷隆盛 四民平等な世の中を作ろうとした男』に続く、西郷隆盛研究に生涯を捧げる筆者が、新たな西郷像を世に問う第二弾。今回は勝海舟と西郷がどう影響、協力し合い、世を明治へと導いたのかを追究した。そして西郷召還と島津斉彬の死の関係、西郷と島津久光の関係の真実、西郷が西南戦争に込めた秘策とは何か。編集は時代考証家で作家の若桜木虔氏が担当。