- ジャンル
- 論文・学術書・参考書
- ISBN
- 978-4-434-22582-6
- ページ数
- 148ページ
- 判型
- 並製本 A5判
- 発売日
- 2016年11月13日
- 価格
- 定価1,100円(本体価格1,000円)
- 分類コード
- 0010
哲女の散歩道
哲女が教える哲学史
政治家の汚職、障害者の虐殺、差別と不寛容、貧富の格差拡大、残虐なテロ、荒れる現代を読み解き、方向性を見出す鍵は、先人の思想にある。女性哲学者ヒュパティアの惨殺事件。政治家を廃して直接民主主義を主張するルソーの真意。権力に対して不撓不屈の決意で臨んだソクラテスやヴォルテール。合理主義と経験主義の混迷を救い、正当な道筋を示したカント。現代の基礎となる思想を築いたギリシャの哲学者たち。哲学者たちは、未来を予見する指針を示しながら、時代を超えて息づいている。本作では、ラフアエルロのアテナイの学堂と哲学史概観表をもとに、従来の哲学史では取り上げていない、女性哲学者ヒパティアに1章を設け、女性哲学者の解説で、思想の流れを分かり易く解説する。小説を読む楽しさも味わえる作品になっている。