- ジャンル
- エッセイ・ノンフィクション
- ISBN
- 978-4-434-23258-9
- ページ数
- 298ページ
- 判型
- 並製本 A5判
- 発売日
- 2017年6月30日
- 価格
- 定価1,760円(本体価格1,600円)
- 分類コード
- 0021
蒙古襲来の真実
―蒙古軍はなぜ壊滅したのか―
戦後書かれた蒙古襲来の本は理解できないことが多く、間違いだらけである。悲観論ばかりが書かれている。もっとも信頼できる竹崎季長の蒙古襲来絵詞にでてくる鎌倉武士の勇猛な戦闘の光景とは反対のことが書かれている。学者や小説家により書かれている内容がまちまちでどれを信用してよいのかも疑問である。戦前から蒙古襲来の研究をしていた筑紫豊(明治37生まれ)は「戦後出版された元寇関係の書物は日本軍の軍事行動を理解していない著者により間違った内容を書いている」と指摘している。そして、「昭和大戦に敗北したそのあおりで、元寇についての認識を誤るというような、愚劣な思想家や作家や学者が往々にして見うけられますことを、苦々しく思うものです」と厳しい指摘をしている。
はしがきより抜粋。
北岡正敏
神奈川大学名誉教授
工学博士(京都大学)
元中国瀋陽市東北工学院(現東北大学)客員教授
北京科技大学での研究指導と共同研究(12年間)
専門:経営工学(生産技術、品質工学、生産自動化、ロジスティクス工学、システム工学)、管理技術史、軍事史、兵站史
著書:モンゴル襲来と国土防衛戦、待ち行列理論入門、物流システム設計の進め方、ファジイネットワーク工学(中国語からの翻訳)、灰色理論(中国語からの翻訳)他25冊、英文論文130編、国内学術論文72編、一般論文130編