- ジャンル
- 論文・学術書・参考書
- ISBN
- 978-4-434-25958-6
- ページ数
- 376ページ
- 判型
- 上製本 A5判
- 発売日
- 2019年6月24日
- 価格
- 定価3,300円(本体価格3,000円)
- 分類コード
- 3021
加藤清正と忠廣
肥後加藤家改易の研究
戦国時代に賤ヶ岳の七本槍として名を馳せ、文禄・慶長の役での活躍、虎退治、名城熊本城をはじめ多くの城を手掛けた築城の名手として知られる加藤清正。豊臣、徳川両家の天下取りにおいて大きな役割を果たし、その功績から肥後熊本54万石太守にまで上り詰めた戦国武将。江戸時代には農業・土木の神、近代にはその戦歴から軍神に祀られ、現代でも高い人気を誇る。しかしその死後、加藤家は二代目藩主忠廣の代で幕府によって改易されてしまった。加藤家はなぜわずか二代で改易になったのか……。清正が豊臣恩顧大名であったから意図的に徳川に潰されたなど、これまでの通説や諸説は本書ですべて否定される。はたして史料考証で明らかになった改易の真相とは? 熊本城は秀頼を迎えて徳川との最後の決戦のためなど、豊臣の忠臣として徳川と対立軸で語られることの多い清正の意外な真実が明らかになり、加藤清正像が全く新しくなる画期的歴史研究の傑作。