- ジャンル
- 論文・学術書・参考書
- ISBN
- 978-4-434-28960-6
- ページ数
- 232ページ
- 判型
- 並製本 文庫判
- 発売日
- 2022年6月30日
- 価格
- 定価660円(本体価格600円)
- 分類コード
- 0037
計算文学入門(改訂版)
シナジーのメタファーの原点を探る
この本は、2005年に出版した『計算文学入門−Thomas Mannのイロニーはファジィ推論といえるのか?』の改訂版である。
原本は、ドイツのチュービンゲン大学大学院新文献学研究科博士課程(1993-1995)でドイツ語学や言語学(意味論)を研究し、帰国後に機械翻訳の仕事をする傍ら学会などでの発表を経てまとめたものである。1990年代から21世紀の初頭にかけて展開した言語理論「主要部駆動句構造文法」(Head driven phrase structure grammar:HPSG)を使用し、断片的なドイツ語の文法を作成しながら、ドイツを代表するThomas Mann (1875-1955)の小説を用いて、作家の執筆脳を分析しようと考えた。