- ジャンル
- 論文・学術書・参考書
- ISBN
- 978-4-434-34573-9
- ページ数
- 256ページ
- 判型
- 並製本 A5判
- 発売日
- 2024年8月29日
- 価格
- 定価4,400円(本体価格4,000円)
- 分類コード
- 3037
明治後期の幼稚園におけるフレーベル主義と保育実践の変容に関する研究
明治初期の幼稚園保姆らは、ドイツからアメリカを経由して輸入された近代的な幼児教育施設である「幼稚園」やその玩具である「恩物」を受容し日本に根付かせようとした。
保育実践の進展は課題も表出させ、諸問題の解決を保姆らに迫る。その解決の道筋を本書は追った。また、東京以外の地方への幼稚園の保育活動の進展と交流が課題となった。先人はそれらにいかに取り組んで来たのか。
本書では、当時の刊行物はもとより、保姆の日誌など非刊行史料(新出史料含む)も丹念に収集し、読み解いた。当時の保姆(保育者)らがどのような情報に触れ、どのような問題意識を抱いていたのか。著者は、当時の保育現場に入り込み、保姆(保育者)に寄り沿ってその解消・解決を跡付けてみた。