- ジャンル
- 小説
- ISBN
- 978-4-434-36749-6
- ページ数
- 216ページ
- 判型
- 並製本 B6判
- 発売日
- 2025年12月10日
- 価格
- 定価1,100円(本体価格1,000円)
- 分類コード
- 0093
時人さんのお気に入り
人は不幸な人を踏みつけて上に登らないと生きていけないのか―。
肌が浅黒く自分に自信のない海松は、ある日出会った時人に、自分の肌の色を『赤朽葉色』と言われ、短歌を詠んでもらう。『赤朽葉 君をそめるる 肌の色 白き花持ち 君へ添へたる』
時人の婚約者になった海松は、時人の実家の京都で季節の行事をこなしていくようにと時人の母の初枝に言われる。
お彼岸のお萩のあんこ作りから、十三夜の月、流しびななど、季節の行事をおぼつかないながらもこなしていく海松。
最初は時人のことが好きでなかった
海松だったが、海松のことを想って短歌を詠んでくれる時人に次第に心惹かれていく……。
時人は海松に会って四日目でなぜ海松を婚約者と決めたのか。『人間嫌いな時人様』と何か。そして時人の悩みとは?
日本の四季折々の行事と短歌が彩る恋物語。



