- ジャンル
- ビジネス・情報・社会
- ISBN
- 978-4-86476-011-9
- ページ数
- 190ページ
- 判型
- 並製本 A5判
- 発売日
- 2012年4月25日
- 価格
- 定価2,420円(本体価格2,200円)
- 分類コード
- 0033
飢餓と飽食のマーケティング
歴史と事例から学ぶ食料経済
本書は、栄養士・管理栄養士養成課程におけるカリキュラムや食生活アドバイザー/フードスペシャリスト資格取得、流通・マーケティング関連科目の履修を念頭に、農業・食品業界に身をおいて間もない社会人にも対応するよう執筆した。そこでは、食品が一般消費財と同じマーケットで取引されていることに一定の距離を置き、生命を守り維持するという倫理的側面をもつ食品マーケティングのあり方を論じている。
途上国の飢餓問題が未だ解決をみない一方で、我々の食生活はこれまでにないほど豊かである。しかし、飽食を謳歌するわが国食糧事情は、農業問題、食料自給率問題、そして食品安全の問題という複数の観点で未来永劫安泰とはいえない状況にあるといわれる。本書では、このようなギャップを生む本質的な要因について、マーケティングに軸足を置きつつ、その歴史と事例を通じて課題克服のための方法を学ぶことを目的としている。
(「はじめに」より)
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