- ジャンル
- 詩集・句集
- ISBN
- 978-4-86476-659-3
- ページ数
- 152ページ
- 判型
- 上製本 四六判
- 発売日
- 2018年12月25日
- 価格
- 定価2,200円(本体価格2,000円)
- 分類コード
- 0092
神の味噌汁
小木曽友歌集
八十四歳の新人歌人誕生。
小木曽さんの短歌の特徴の一つは、集団を歌うということである。
仕事を通じて知り合った留学生たち、いま暮らしている高齢者住宅の仲間たち。
人々のある日の出来事を歌う。一生懸命な人々の、ちょっとお茶目な部分を描くことによって、もっとも人間らしい部分を引き出そうとしている。
優秀な人も、偉かった人も所詮は一人の人間、時に失敗することもある。
そんな負の一面を揶揄するのではなく温かく受け止めて歌っている。だから、歌われている人々がとても愛おしく思えてくる。
・日野原語録「六十までは午前中」ならば私は午後二時を生く
小木曽さんはまだ午後二時にいるのだ。だから時間はまだまだある。小木曽さんの歌はこれから一皮も二皮も剥け、進化と深化をとげる可能性を秘めている。
(藤島秀憲 解説より)
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