- ジャンル
- 思想・哲学
- ISBN
- 978-4-86476-668-5
- ページ数
- 218ページ
- 判型
- 並製本 A5判
- 発売日
- 2019年1月29日
- 価格
- 定価880円(本体価格800円)
- 分類コード
- 0015
妙法十句入門
四十二文字の題目
心を強くしたかった。著者はそれを宗教(仏教)に求めました。宗教は打ち出の小づちではありません。精神(心)強化の妙薬などどこにもありません。学べば学ぶほど落ち込んでいきました。そして、ある種の心的回転体験をします。二十歳の時でした。すっと心が楽になりました。筆者はその時の体験を四自覚と呼んでいます。詳細は拙著に当たってください。
しかし、四自覚はこころの支えにはなったのですが、まぼろしの覚り体験はやがて底が抜けます。三十代の半ば頃でした。仕事に行き詰まり、にっちもさっちも行かなくなって、一か月ほど休職するはめに陥りました。そして、仏教を再度勉強し直しました。その時、中心となったのが法華経でした。
平成三年、妹を癌で亡くしたのをきっかけに十句観音経に出会いました。そして、十句経が法華経の要約であることを知りました。本書はその求道記録とも言えます。また、人がどのように宗教を学べばよいのか、著者の経験に学びながら、宗教とは何かということも学べると思っています。
本書の前編では、親鸞、道元、日蓮、白隠の四祖師の法華経体験を紹介しています。日本仏教にあっては、法華経はやはり経王です。後半、十句経に入ります。
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