- ジャンル
- 小説
- ISBN
- 978-4-86476-829-0
- ページ数
- 320ページ
- 判型
- 並製本 B6判
- 発売日
- 2020年7月9日
- 価格
- 定価880円(本体価格800円)
- 分類コード
- 0093
巨大金融機関A銀行の東京事務センター。顧客情報漏洩に手を染めて海外逃亡を図った高度肥満のアラフィフ女子達と、道を踏み外して海外転職に走る外国送金課の管理職男子。いずれも発端は、よくある話の異性問題。気が付けば東南アジアにたどり着いてしまった彼、彼女等を取り巻くのは、詐欺、マネロン、違法薬物、依存症等々。中高年男女が入り乱れて、舞台は、東京からバンコク、プーケット、チェンライへと移ります。ラオスやカンボジアと国境を接し、ベトナム人がいても不思議がないタイで楽しく滞在する為には、因果応報を肝に命じておかねばならないのに、羽目を外してしまったらどうなるのか? 堅い仕事と言われる銀行勤めの人々も、それぞれの事情で夢を求めて蠢いた。それが『IGBK異形銀行物語』です。本書の大きなテーマは、「人は変わってしまうものなので、何が異形で誰が異形なのかはよくわからない」というものです。
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