- ジャンル
- 論文・学術書・参考書
- ISBN
- 978-4-86741-184-1
- ページ数
- 482ページ
- 判型
- 並製本 A5判
- 発売日
- 2023年12月14日
- 価格
- 定価3,850円(本体価格3,500円)
- 分類コード
- 3095
『忠誠後鑑録』の研究
今からおよそ320年前、江戸城「松の廊下」で赤穂藩主浅野内匠頭による高家吉良上野助への「刃傷」事件が発生した(元禄14年・1701年3月)。その動きを8年の歳月をかけて、美作国津山藩士小川恒充が『忠誠後鑑録』として編集した(宝永5年・1708年12月)。その後、いくつかの「写本」が出されたが、今回、150年を経て安政4(1857)年4月に信濃国松本藩士上田正澄が「写本(和文)」として著したものを翻刻化(活写化)して、後の研究史料として公刊した。
刃傷から復讐・討入りまでの赤穂義士の「忠誠心」、さらに「忠」と「孝」との板挟みに揺れる義士たちの心の動きが克明に記録された『忠誠後鑑録』に触れて、元禄時代の「武士の道」とは如何なるものであったか、読者の皆様が一層の理解を深めることが出来れば幸甚である。(翻刻者:出井善次)。
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