- ジャンル
- 詩集・句集
- ISBN
- 978-4-86741-210-7
- ページ数
- 96ページ
- 判型
- 並製本 四六判
- 発売日
- 2023年10月23日
- 価格
- 定価1,870円(本体価格1,700円)
- 分類コード
- 0092
君はパパの子
サラリーマンを転々とした後、無職で家人、そして、主夫になった著者。さらに東日本大震災の惨状から、心に湧き上がる思いを短歌に綴り、家人から歌人に転じることを突然思いつく。もちろん、生まれ育った静岡に対する思いも忘れない。
春の日の日本平に動物とたわむれる子と戯れている
掛川の花鳥の池に餌をねだり白を夢見るブラック・スワン
小春日に木の橋渡す大井川 子らと一緒に影絵の走る
人はこれを「現代短歌」ではなく、江戸期以前の狂歌や落首と笑うかもしれない。ただし、著者はそもそも、古典の本歌取りや有名な短歌のパロディのような自身の詠いぶりを、日本の歴史と伝統を踏まえた「現代和歌」と呼んでいる。
なお、和歌でも短歌でも、家族や社会に、あるいは愛する人に宛てた手紙だろう。そうであれば、誰でも自由に詠えるはず。さあ、みんなで短歌を詠おう。
それにつけても、短歌は難しい。それでも、短歌は明るく楽しく、そして、素晴らしいものだ。
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