- ジャンル
- 論文・学術書・参考書
- ISBN
- 978-4-86741-267-1
- ページ数
- 104ページ
- 判型
- 並製本 B6判
- 発売日
- 2024年8月20日
- 価格
- 定価1,650円(本体価格1,500円)
- 分類コード
- 3030
欧州におけるミクロ的地域主義とその課題
冷戦の終焉後、グローバリゼーションが世界を席巻し、軍拡競争の時代から経済競争の時代へと変化していった。それとともに、地域ごとに経済連携をとる流れができ、グローバリゼーションに対してリージョナリゼーションと呼ばれるようになった。世界各地でそのような流れは散見される。NAFTAやASEANといった経済連携がその例である。そして、EUはその最先端をいく共同体であるが、EUが進化と拡大を行うことと並行し、イタリアやスペインなどの諸地域において国家からの独立を主張する現象がみられるようになった。この現象を本書ではミクロ的地域主義と定義し、いくつかの地域におけるケースを検証し一般化を試みた。また、EUという存在がミクロ的地域主義にどのような影響を与えているかを考えるため、EUそのものの歴史的展開や制度、条約等についてもまとめている。
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