みどりのさかな あおいさかな あおいはねのはえたあかいさかな かわをはぐとあおいさかな くびをきられて あかいちをだした。(「さかな」) 子供だましの 黄色いお菓子でもって 私を誘惑するのね。(「街」) 詩集。
- 発売日
- 2004年12月1日
- 価格
- 定価366円(本体価格333円)
- ページ数
- 102ページ
- 判型
- A6変型
みどりのさかな あおいさかな あおいはねのはえたあかいさかな かわをはぐとあおいさかな くびをきられて あかいちをだした。(「さかな」) 子供だましの 黄色いお菓子でもって 私を誘惑するのね。(「街」) 詩集。
過去様々な著書のある渡辺彰の詩集。「小伝」「大きなもの」「手紙」の3つのジャンルの中に計24の詩集が詰め込まれている。
真実の姿は目に触れない。屈折角は普段の視界に入らない別世界を与えてくれる。だから物事の本質を捉えるためにも、ときに歪めた見方は構わない。過ぎた日々のさまざまな思い出の断片の詩篇。
敗戦後の焼け跡で平和憲法は日本人の希望であった。半世紀を経て護憲派は少数派となった。
少数派の視点からの風景を短歌という形式を借りて表現している。
短歌の形をした101編の恋愛小説。
禁断の恋にお互いが傷つきあっても、やめることのできない大人の恋の話。