場面は、ビーチだったり水族館だったり屋根の上だったり宇宙船だったりエスカレーターだったり電車だったり森だったり馬の背中の上だったりファミレスだったり校庭だったり河原だったり台所だったり池袋だったりして登場するのはよく日焼けした小学生でありちょび髭の紳士でありアイパッチの船長であり侍であり鼠の親子だったりとそん……
- 発売日
- 2012年12月25日
- 価格
- 定価461円(本体価格419円)
- ページ数
- 118ページ
- 判型
- 文庫判
場面は、ビーチだったり水族館だったり屋根の上だったり宇宙船だったりエスカレーターだったり電車だったり森だったり馬の背中の上だったりファミレスだったり校庭だったり河原だったり台所だったり池袋だったりして登場するのはよく日焼けした小学生でありちょび髭の紳士でありアイパッチの船長であり侍であり鼠の親子だったりとそん……
思春期の男女の世界観を描く
等身大の思春期の女の子を主人公にした小説集。
若さゆえの苦悩、憂い、敏感さ、喜びなど、揺れ動く心を、なめらかに清々しく語っていく。
失恋の悲しみから立ち直れず、周囲をねたんでしまう篤美。
周りに壁をつくり、他人と……
会津飯盛山で集団自刃した白虎隊。隊士はなせ自刃したのか?
奇跡的にただ一人生き残った隊士飯沼貞吉が手記を残していた!
貞吉直系の孫が新たに発掘した資料に基づき克明に跡付ける。
NHK大河ドラマ「八重の桜」に登場する家老西郷頼母を叔父とし、東大総長山川健次郎をはじめ山川家の兄……
幸福とは何だろうか?
「今の時代の人間は抱え込むものが多いから、悩み、苦労が多いのだ。何もかも捨て、最低限の状況で生活していけば、何の負担があろう。まことに自由そのものなのである」(本文より)
昭和50年代。ある男は、冬の夜に近くの軒先で鳴る風鈴の音に悩まされ、取り除こうと試みたところ足を骨折し入院。別の男は、列車事故を起こし入院。
病院で顔見知りになった二人の男。二人の心に「生きる」接点はあったのだろうか。生きるということは? 風鈴は何かを暗示しているのだろうか?
LGBTの心をテーマにした短編集。
今までほとんど描かれることがなかった、ゲイやレズビアン、トランスセクシュアルなど、等身大のセクシュアルマイノリティ達の、切ない真情。
従兄に恋をし、悋気に苦しむゲイの美大生が主人公の処女作「時の静寂」など、ショートストーリーを含む十五作品を収録。
過去の国で再会を果たした16歳の少女はなぜ、その愛をつなぐことが出来なかったのか
「それは愛 夕焼け雲に誘われて 別れの空をいま越えてきた」
「源氏踊り」とは何を模索し、何を昂揚するのであろう
今、聖徳太子がいたら・・・。
日本がまだ大和と呼ばれていた時代、国造りに真剣に取り組んだ人々がいた。
激しい権力闘争、複雑な外交問題、神仏宗教論争、親子親族の愛憎、それらが渦巻く中で、現実と闘いながら理想を求めて懸命に生きた人達の物語がいま始まる。
……
妖怪の聖地、鳥取県境港市を舞台にした妖怪バトルロマン小説。
夏休み、妖怪ロードを題材にした自主映画を撮る。そこからはじまった一夏の怪異……刃が舞い、港は炎上、タワーの上には黒い瞳が光る。怪奇あり、バトルあり、美少女ありのエンターテイメント巨編登場!
……
歴史同好会の会員が殺され、次々と会員の殺人が続いた。動機は現代史観の違いに因るものか――美人刑事平山佐都子の活躍が始まる。
連続殺人の謎を解くミステリー小説と昭和の戦争史観検証のコラボ。
ミステリー小説として楽しめ、近年になって公文書公開や米軍などによって隠……
長年の行き当たりばったり生活で彷徨った数々の国。
何処へ行ってどんな暮らしをしたなんて、極並な思い出にすぎない。
まして仕事なんか、何処に居てもしなければならない食事や排便みたいなもの。
この歳になって尚、鮮明な映像として記憶のひだにしまい込まれているのは、やはりそこで出会……
名古屋の堀川に浮かんだ変死体。
愛知県警の捜査線に浮かび上がったものは?
オリンピア精工にまつわる一連の企業汚職を辣腕検事の水谷右京が次々と暴いていく。
そして、事件は予想外の結末に。
奇才只野馬骨が描くエンターテイメント経済小説
「正史」「演義」「民間伝説」
その源流を垣間見る新たな視点で描かれる三国志物語。
第一部は若き日の「関羽」!
その出生から黄巾賊討伐に立ち上がるまで。
作者自ら語る、「史実三割、虚構七割」の三国志の新たな物語。
これまで謎とされていた……
戦争中であれば是が非でも戦場に出て命を懸けなければならないこともあろう。日本が直接戦時下ではないが、自分がその時生きていた証として自分の意思に裏切らず行動しよう(本文より)
混沌とした現代に勇気を与える一冊!
テーマは言語学、ジャンルは小説
物語仕立てで読める、初の言語学概説書
話を読みながら、自然と言語学が分かる
ことばに関心のある人から専門家まで、物語として言語学を楽しめる
「走る」と「歩く」はどう違う? 「広い公園」と言えるのに「広い紙」と……
長い旅をしながら地球目指して飛び続ける一台の宇宙船。
その宇宙船は故障し、心に飢餓感を抱えた老人が眠りにつこうとしていた。
眠りに落ちる直前に解き放たれた、老人の遠き過去の溢れんばかりの想い出。
老人と紫陽花色の瞳を持った地球人との心の交流を書いた「銀河……
馬越文学(新リアリズム文学)の貴重な処女作。メールの交換を通して惹かれあう男女が、思想という一つの考えのために、互いの心が寛容と非難の狭間で揺れあう様は、「罪と罰」のラスコーリニコフとソーニャの関係を思わせる一作。結局主人公の選んだ道は、彼にとって悔恨でしか有り得ないものだったのだろうか?
狂気……
陶芸家である私が歴史を学ぶのは、人間を知り、社会を理解するためです。
この短編集は、人間普遍の喜びや悲しみを、物語りの種子として凝縮しました。
心の大智で美しく花開く事を夢見て。
帯より
罪とはなにか?罰とはなにか?そして、生きるとはなにか?
死とは?果たして、人間とはなにか?
解けぬ永遠の謎に対して、それでも人はそれぞれ、ひそやかに答えを求めようとしている。
精神科医が描き出す、心理小説集。
他に「手相と囚人」「新宿幾何学」を収……
はみ出し親父のハチャメチャ人生
親父譲りかどうかは別として、私も自分は飲兵衛であると思っている。
だからといって、親父の真似をしてみろ、と言われたとしてもできる訳はない。が、真似するのは無理だとしても、彼が歩いたアブナイ道には、私を惹きつけてやまない何かを感じてしまうの……
突然男は目を覚ました。ここは東京。男は何者であるのか、何をしようとしているのか、さっぱり分からない。ただ、一つの言葉のつながりを除いては。
ミナミ……、1995……、サカタ……。
この言葉のみが、次第に暮れようとしている東京湾に、空しく響き渡る。
知夫と行子がこの男に関わり……
“奇才、只野馬骨の作品集?Tが待望の出版。iPS再生臓器で永遠の命を手に入れた人類の結末はいかに?
そして名古屋の夜の蝶のはかなくも楽しく、逞しい人生の物語。作品集2へとつながる馬骨タッチの二作品をお楽しみあれ。”
「人間は皆父母の子として誕生するが、祖父母にとっては孫であり、孫でない子は一人もいない」
この言葉を世界に通じる言葉として受け止め、武士の次男、三男に生まれた部屋住みの若者に光を当て、隠居達が汗を流す。
その陰で冴える水面流秘剣の技とは……
……
両親の離別により母親に育てられた伴子は、夫と行き違う中で娘の夭折、息子の巣立ちを経験し、自分の結婚も失敗だったと思っていた。そうした折、不治の病を患った殿村の闘病にかかわったことや、母を知っていたという木戸との出会いなどから、自分の生き方を顧みてゆく。
5章のみ、須藤という青年医師に視点が移ります……
小学館発行の雑誌、『女性セブン』5月17日号には、書評掲載も!!
「当時のアメリカの雰囲気は懐かしい気分に 〔中略〕タイトルでもあるカーリー・サイモンの歌詞はいいですね。元気が出ます」「希望に満ちた毎日が輝いているよう」「留学生活の苦労が伝わってきます」
……
昭和の時代、呪いがかかった船との航海を綴る。小説。
「運命の人に出会える香水」なるものをゲットした私。けれど、あけてみると無臭。
お見合いパーティに、その無臭の香水を持っていったのだけど…。
ブログで公開した30編ほか、書き下ろし、意味を理解すると怖い話を収録
オーストラリアのメルボルンを舞台に繰り広げられる人間ドラマ10篇。
アルコール中毒、暴力等の社会問題の渦中にいる主人公もいれば、家庭問題に悩む主人公もいる。
どうしようもない皮肉な運命に翻弄される主人公もいるが、ほとんどの主人公が自分なりの努力、あるいは周りの人の思いやりで問題を解決し……
父の知己の娘・澄子と引越し先で知り合う秀雄。やがて二人は婚約するが、澄子の父である牧師は突如世を去る。父の死の原因が自分にあると感じる彼女は、心の平安に救いを求め、秀雄とともに新たな戒律を探し始める。休暇を南国の地で愉しみ、夏の陽射しを浴びて精神の重しからすっかり解放される秀雄。それをよそに、澄子が告解の果て……
『愛しいリーベに』『我が千代よ』など六章からなるオムニバス形式の小説。
「愛しいリーベに
恋は楽しく愛は苦し
僕は彼女が好きだ
毅彦」
私の敬愛する男性の抽斗を開いていましたら、乱れ……
2012年12月、人類は本当に滅亡してしまうのか…そして、あの大惨事となった地下鉄サリン事件の真相とは。
異才のサラリーマン作家が描く、名古屋を舞台としたスリルとユーモアたっぷりのSF、サスペンス物2作を収録。
第二次大戦時の日獨軍事交流の中、ハプスブルク家の財宝が日本へ。
英国陸軍情報部と国際的組織がそれを追う。
隠された財宝はどこに?
行方を解く鍵は、日本古代史に潜んでいた。
陸、海、空に生きる人々のロマンと葛藤を描く。