昭和時代初期の雪国の農村を舞台に、一人の少年と画家の心温まる交流を描く。
激動の時代のさなか、不器用で純粋な少年の視点から垣間見える芸術家の孤独と苦悩。近づくほどに遠い存在になっていく「絵描きのサトウさん」との、忘れえぬ絆の物語。
著者の故郷新潟に実在した洋画家をモデルにしたフィクショ……
- 発売日
- 2022年12月28日
- 価格
- 定価1,100円(本体価格1,000円)
- ページ数
- 152ページ
- 判型
- 四六判
昭和時代初期の雪国の農村を舞台に、一人の少年と画家の心温まる交流を描く。
激動の時代のさなか、不器用で純粋な少年の視点から垣間見える芸術家の孤独と苦悩。近づくほどに遠い存在になっていく「絵描きのサトウさん」との、忘れえぬ絆の物語。
著者の故郷新潟に実在した洋画家をモデルにしたフィクショ……
生きることに疲れ果て、自殺を決意した語り手は、最後の夜を、神の子だと言う、口の悪い小さな青いウマのぬいぐるみと過ごすことになる。クリスマスイブに出会った奇妙なウマのぬいぐるみに振り回されながら、語り手は次第に周囲の人々との繋がりや、人のために自分がやれることに、気付かされてゆく。
平凡で慎ましい日……
着物って、着物って、すごいものなのねぇ。
柚子64歳、突然の別れ、止まってしまった時間。
でも、一歩を踏み出すことで巡り会えるものがある。
夫を亡くした悲しみのなか、偶然のきっかけから着物に出会い、そしてそこから新たな生きがいをみつけていく柚子の物語。……
日本人留学生の中島健と、バレエ・ダンサーを志すアメリカ人女性のシェラ。二人はそれぞれ絶望と悲しみの淵に沈み込んでいた。中島は自ら引き起こした交通事故で最愛の妻を亡くしていたし、シェラはたったひとりの家族である妹を亡くしていたのだ。そんな深い心の傷を抱えた二人が、ふとしたことからニューヨークで出会って、ある事件……
父親の急死により証券会社を退職して家業の鍛冶屋を継ぐことになった中嶋孝典。
全くの未知の世界で数々の難関を乗り越えて一人前の鍛冶職人になっていけるのか…
アース証券宮下洋介シリーズ待望の第四作。
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長年にわたり、各種の文学賞に応募するために書いた作品など十一編を選んでいます。子供向けの童話、大人向けの童話、マルコポーロの東方見聞録から材をとった作品など、作品形式の統一性には欠けますが、その内容は筆者の作品への熱い愛情に貫かれています。
本のタイトルになっている「天国の一日」の登場人物は、筆者……
NEW HERO登場
仕事も趣味も全力で謳歌する人生の達人「大助」の実話に基づく必笑の青春記録
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物語の舞台は、かつて日本のどこかに存在したサンガ村。その村には不思議な風習があった。子供は7才までは生みの親に育てられ、8才になると育ての親のもとへ預けられる。そして18才で家を出て、独立してゆく。
男女の区別なく、生きる術のすべてを、物心ついた頃からしこまれて成長していく。
人間とす……
本書は、母からの虐待という過去から解放され、本当の意味で母を許し、心から愛せるようになった女性の実話を小説化した作品です。
何のために生まれてきたの?
なぜ虐待されたの?
こんな疑問ばかりで、大人になっても消えることのない幼少期の辛い体験。
母との……
一卵性双生児で生まれた中原千晴は、出生の秘密を知らされず十七歳になっていた。或るとき親友次郎と訪れた女子高の学園祭で、美しい生徒更科洋子に出会う。一ヶ月後、吹奏楽の地区予選で再会し、偶然にも全国大会出場に選ばれたのが、千晴と洋子の通う二校だった。二人は音楽を通して惹かれ合っていくが、千晴と洋子の誕生日は、六月……
平成三〇年四月(翌年度早々には令和と改元されることになるのだが…)、とある公立高校弱小野球部に有望有能な新人たちがやって来た。
甲子園出場を目指すのは当然だけれども、さまざまな対戦校とは別に「新型コロナウイルス」との戦い、関わり合いをも余儀なくされる。
そんな彼等の約二年半をドキュメン……
色んな知恵が入った物語です。皆さんの頭の中に有る?に対する答えが有るかも。後半、主人公の翔と施設育ちで耳が聞こえない美咲ちゃんと結婚して子供が産まれて家族が増えての話です。翔と美咲ちゃんの二人のカラミに、キュンキュンして下さい。超ハッピーエンドの物語です。是非読んで、幸せになって下さい。
……
「強姦なんかした男はアソコをちょん切ればいい」
ジェンダーギャップ問題をめぐって女子高校生たちが白熱の大討論。
あなたは彼女たちの声にどう応えるか。
著者は女子高校30余年勤務の元教師。
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この小冊子に登場する人のおおよそは、もう過去の人となり、斯く言う私も、令和四年五月十二日、七十八歳となり、最早過去の人となるのは、すぐの事でしょう。
「生者必滅会者定離」とは、仏陀の説く理。
此処を理解すれば、なんぞ、日々に競い争う事の、無駄、虚空さを想うに至らないかな。
……
新薬採用争いの渦中に起こった日本三大峠の雁坂峠での殺人事件。
巻き込まれた脱サラ探偵空木健介が狂気の犯人を暴く。
『危険を覚悟しなければほんとのものは掴めない』旅行先のオーストラリアのメルボルンで出会った運命の男ソルは冒頭の言葉を残して去って行った。帰国後、偶然にソルが亡くなったことを知った亜依は、ソルと関わる人達を訪ねる。
次々と起こる不思議体験に亜依の魂は次第に覚醒していく。そして、ある女性との出会いによ……
チャーチルは言いました「民主主義は最悪の政治形態である。以下略」
ジパングは民主主義が終焉して3等国になりました。次はどうなるのでしょう。ポスト民主主義への道を探ります。この補足に色々ヒントが隠されています。次巻「真正民主主義(仮称)へのバトンがこの補足です。
……
壬申の乱を勝利した天武天皇は新たな国作りを始めるが、乱で活躍した村国男依らが次々と謎の死を遂げていく。仲間の死の真相を追う県犬養大伴たちがたどり着いたのは思いも寄らない事実だった。
古代日本の国家体制確立の裏で、朝廷を守る者と破壊しようとする者の、もう一つの戦いが繰り広げられる。襲いかかる呪念と霊……
20歳の大学生、山村愛は、楽しい学生生活を送っていたが、ある日突然、何者かにレイプされてしまう。悲しみと絶望の淵に沈み込む愛。愛のことを心配する親友の奈々と、恋人の谷口。二人は愛を助けようとするのだが・・・。性暴力を題材にし、生と死、愛と友情をテーマに描いた感動の青春小説。
表題……
「西別川の伝説」
北海道の東部、摩周湖の伏流水を水源とし、根釧台地を根室海峡へと流れ下る西別川は、かつて源頭から河口まで、梅花藻で水底を覆い尽くされた緑色に輝く美しい川であった。
昭和初期から令和の時代に至る、自然と人と馬の織りなす、その崩壊と復活の物語。
※……
僅か半年で2万人のフォロワーを獲得したトスターダ。
彼をモチーフにした恋愛小説。
mRNAワクチンに関して何を思うのか。
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『ふわり小僧』『長屋騒動』『夢の壺』『白玉姫が行方をくらます』『月やあらぬ』『ぽっちゃり屋』『誉の仇討ち 曾我物語』以上7作品を納めました。
それぞれ平安王朝、鎌倉時代、江戸時代を舞台に、史実や巷間での伝承などを織り交ぜた短編物語集です。きっとどこかで聞いたことのあるフレーズがあることと思います。……
『この世の中には、人間の知識や想像を超える不可思議なことが起こりうるのだ——。』
やりがいのない仕事に鬱々とした感情を抱くサラリーマン・志真は、廃墟同然の長屋の二階に足を運び、絵を描く女性と出会う。
「話、聞いてくれる?」彼女の口から語られる過去。そして、彼女を……
ある日、三十歳になっている宮川遥のもとに、友人である大海豊から便りが届く。遥は、十年前に浮橋邸で催された「平安の夜の宴」を思い出し、胸が小さく疼いた。あの七日月夜に、どこからか現れて、暗い竹林をさまよっていた黄色い蛍火……。魂を誘うような、その光の舞いを脳裏に浮かべているうちに、遥の意識は遠ざかり、記憶の奥に……
「桜舞い散る春。新しい出会い、新しい環境、新しい生活、そして新しい住まい。例年通りの春の大移動を影で支えている存在、それが掃除屋(ハウスクリーニング)。掃除屋あるあるや、何かを抱えながらも営まれていく日常を綴った作品。※この作品はコロナ禍前に書いたものです。読後、春風に吹かれたような爽やかさを是非味わってくだ……
人生100年時代といわれる超高齢化社会。
運動や趣味に没頭し、知識欲に燃えて大学の通信教育課程で学ぶなど、あり余る時間を好きなように使い、幸せこの上ない充実した余生を過ごしながら、何かしら、虚しさに襲われて、考え込んでしまう高齢者の心の動揺と生き甲斐を描いた物語。
高齢者の生き甲斐って……
没後80年祈念として、詩人 森川義信伝をまとめる。
付一・森川義信十四歳の記「夏休中の一日」
付二・森川義信十七歳の記「たき火」
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外科医 藤沢洋一は母校の大学病院に勤務中、その優秀さゆえ自身と病気の妻まで権力闘争に巻き込まれてしまう。
相手の仕掛けた罠に嵌った結果、妻の死期を早め自らも大学病院を去らざるを得なくなり、失意を胸に東西電気病院に勤務する事となる。
藤沢はその人間性の豊かさ故、病気の患部だけで無く、患者……
<北天を翔けるシリーズ>第三巻、完結編。
江戸の下町、下谷山崎町。佐藤満の経営する手習い塾のもとに、はやり病に苦しみながら今日も仲間が集う。
貧しくとも夢あふれる若い浅蜊売りや、塾前に捨て置かれた親のない赤子の世話をしながら、江戸ッ子魂で明るく困難を乗り越えていく。 ……
盲目的な恋をする内気な少女、彼女が惹かれた彼の正体とは…。公園で遊ぶ少年の前に突如現れたのは、草太郎と名乗る小さなバッタだった。あの事件から十数年後、再会した赤ずきんと狼は…。優等生シンイチロウくんのオウムの秘密。鍵穴で働く職員たち。『痛み回路』を発明した博士と助手を襲う予想外の出来事とは…
……
妹の無念を晴らすべく七年待ち続けた男は、札幌で作戦を開始する。
だが、彼の行動は思わぬ方向に動き始め、自分の出生の秘密が明かされていく。
横浜、東京、札幌……そして舞台は黄金郷へ。
梶原正毅の贈る新感覚ミステリー。
―フィクションの国―「ジパング」で起こった民主主義の終焉の道を描く事で当時に於いて40年前に出会った「経済学」と言う「トンデモナイ事」のもみ消しにも使われる様な学問(当然当時からの主流派を言う)への不信感をある程度は示す事が出来たと思う。フィクションの国「ジパング」には当然「モデル」があるが、「モデル」は「モ……
リズムをはずれた♪
この作品は、作者が23才の時に書いた問題作である(37年前)。
単なる恋愛小説と思われると残念だが、主人公の さとしと瞳 を通して 人は何の為に生きるのか について 孤独の中で 悩み 傷つき 叫び 赤裸々に語り掛けてくる。
8……
人類は、いつになれば人間通しの殺し合いから解放されるのか。私たち個々人は、ささやかな幸福と平和を望んでいる。しかし、国家というものを形成し、これを支配する権力者を定めた時から、それは絶望的課題となった。現代社会においては、まやかしのIT化を通じ、情報に揉まれ身動きが取れなくなった私たちは、確信のないまま何かを……
マダガスカル語はインドネシア語!? マダガスカル・メリナ人の才媛ラスヘリナのバンドン工科大学への留学とインドネシア・ブギス人の好青年リサルとの出会いと結婚、さらに、新婚旅行を通してマダガスカルとインドネシアの歴史と文化が語られ、出産時の時空の旅によって、それはさらに深められ、マダガスカル島への渡海の秘密が明ら……